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3年に1度の札幌国際芸術祭が8月6日から10月1日までの57日間に渡り、札幌芸術の森、モエレ沼公園など北海道札幌市内で開催される。音楽家の大友良英をゲストディレクターに迎え、「芸術祭ってなんだ?」をテーマに、総勢105組のアーティストが参加する。

この芸術祭は今回で2回目。市内の4つのエリアにアートを点在させる。豊かな自然環境のなかにある広さ40ヘクタールの敷地の「札幌芸術の森」、世界的な彫刻家イサム・ノグチが基本設計を行った「モエレ沼公園」、街の中央を横断する大通公園の南側に位置するすすきのエリアである「まちなかエリア」、天然記念物に指定される円山原始林や、円山公園を擁する自然豊かな「円山エリア」に区分されている。

布を集めて縫い合わせ、パッチワーク状の大風呂敷をつくって広げる「大風呂敷プロジェクト」をはじめ、切り離された路線がつながってループ化された市電を舞台にした「市電プロジェクト〜都市と市電〜」など、アーティストと市民が共同で進めるプロジェクトを多く展開する。美術、音楽、演劇といった既存のジャンルに収まらない表現が数多く紹介されるのもこの芸術祭の特徴。会期中いつでも鑑賞できる展覧会もあれば、たった1日限りのライブイベントも開催される。複数のまちなか会場での展示も見どころだ。

坂本龍一をゲストディレクターに迎えた2014年の第1回では、美術館はもちろん、札幌の街全体が芸術祭の舞台となり、会期中に約48万人が来場した。ただ、その成果を巡っては、賛否両論があり、多くの課題も指摘されている。2回目となる今回の芸術祭はどのような進化をみせるのか。

広範な地域で開催されるイベントだけに、1日だけですべての作品を見るのは難しい。さまざまな場所をまわってそれぞれの思い出を作るのも良いだろう。

札幌国際芸術祭公式ウェブサイト
http://siaf.jp/


(花田紫緒里)