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 地球環境に関連する映像作品を上映する第3回グリーンイメージ国際環境映像祭が、3月23日(水)から 25日(金)までの3日間、日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)で開催される。このほど、上映作品の詳細が発表された。

 アニメーションからドラマ、ドキュメンタリーまで、38の国と地域から応募された175作品から選ばれた受賞作品13本と特別上映作品1本を上映する。

 参加協力費は、1日1,500円、学生協力費は1日1,000円、3日間通し券3,000円。中学生以下は無料、事前予約は不要。

 同映像祭で上映するのは、イラン、ウクライナ、カナダ、スイス、台湾、中国、ドイツ、トルコ、日本、フィンランドから届いた作品。海に生きる人びとのいま、世界各地の食と農の最前線、失われつつある伝統とコミュニティ、歴史をたどることから見える現在、発展・開発と豊かさの内実、大きな変化に見舞われた人びとの日常、伝統技術の新たな可能性と展開などを題材にした作品だ。日本初公開作品も上映する。

第3回グリーンイメージ国際環境映像祭 2016年
3月23日(水)15 : 30〜21 : 40
3月24日(木)12 : 30〜21 : 30
3月25日(金)11 : 15〜19 : 00
会場 : 日比谷図書文化館コンベンションホール
   (東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)
参加 : 協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円 3日間通し券3,000円、中学生以下無料・事前予約不要

問い合わせ : グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会 Tel 03-6451-2411
【詳細プログラム】 http://green-image.jp/filmfestival/


スケジュールは以下の通り。

3月23日(水)【開場 15 : 15】15 : 30 - 21 : 40

15 : 30 太陽が落ちた日 The Day the Sun Fell
赤十字病院に勤め、広島の原爆後の被害者を診てきた祖父はその体験を語ることはなかった。なぜ祖父は語らなかったのか?孫である監督の探求は、福島での原発事故後に新たな局面を迎える。広島国際映画祭ヒロシマEYE作品。
スイス・フィンランド/ 2015 / プロデューサー : Mirjam von ARX, Tanja MEDING / 監督 : Aya DOMENIG / 製作 : ican films gmbh / 配給 : MAGNETFILM GmbH / 78min / 日本語、ドイツ語(日本語・英語字幕)

17 : 00 波伝谷に生きる人びと The People Living in HADENYA
東日本大震災の津波により壊滅した宮城県南三陸町の小さな漁村、波伝谷(はでんや)の、2008年3月から2011年3月11日にかけての日常を追ったドキュメンタリー。自然の豊かさと厳しさに寄り添い、地域と深く関わりあいながら生きる人びとの営みが描かれる。
日本 Japan / 2014 / プロデューサー・監督 : 我妻 和樹 / 製作・配給 : ピーストゥリー・プロダクツ / 135min / 日本語(英語字幕)

19 : 25 新地町の漁師たち Fukushima Fishermen
東日本大震災で被災した福島県新地町の漁師たちを、2011年6月から2014年11月3日の安波祭までの3年半記録したドキュメンタリー。生まれ育った町や伝統行事、漁師という家業、漁業組合、放射能汚染水が排出された海、幾重もの関わりの中で生きる漁師たちを静かに見つめる。
日本 Japan / 2015 / プロデューサー・監督・製作 : 山田 徹 / 95min / 日本語

【上映後トーク】
我妻 和樹さん『波伝谷に生きる人びと』監督×山田 徹さん『新地町の漁師たち』監督
21 : 40 終了予定


3月 24日(木) 【開場 12: 15】12 : 30 - 21 : 30

12 : 30 あなたのお皿の上は?100億人の食(仮題) 10 Billion : What's on Your Plate?
2050年に世界の人口は100億人に達すると言われる中、過熱する世界の食糧生産と分配に関する議論に一石を投じるドキュメンタリー。食に関する生産と消費の様々なトレンドを取り上げ、解決策と将来への展望を考える。
ドイツ Germany / 2015 / プロデューサー : Tina LEEB & Jurgen KLEINIG / 監督 : Valentin THURN / 製作 : Celluloid Fabrik / 配給 : Autlook Filmsales / 102min / 英語(日本語字幕)

14 : 55 最後のハンダハン The Last Moose of Ao Lu Gu Ya
狩猟を生業としてきた先住民のWeijia。土地を奪われ、銃を没収された彼は酒に溺れ、かつての良き日々の記憶を絵にしていた。そんな彼に転機が訪れる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波作品。
中国 China / 2013 / プロデューサー : SI Jing / 監督 : GU Tao / 製作 : Gutao Documentary Studio / 100min / 中国語(日本語・英語字幕)

16 : 45  BALAZHER—現実の修正(仮題) BALAZHER: The Corrections of Reality
社会体制は変わったが、人々は取り残された。ソ連時代からいまも使われているウクライナの古びたバスはEU境界線のすぐ外側を走り続けている。バスは来るのか来ないのか。バス停で人々は忍耐強くバスを待ち、夢見る。バスがよりよい未来へ連れていってくれることを。
スイス・ウクライナ Switzerland, Ukraine / 2013 / プロデューサー : Zurcher Hochschule der Kunste / 監督 : Lesia KORDONETS / 製作 : Zurcher Hochschule der Kunste ZHdK / 配給 : aug&ohr medien / 30min / ハンガリー語、ウクライナ語、ロシア語(日本語・英語字幕)

17:15 ロンリーレイク(仮題) Lonely Lake
イラン北西部のオルーミーイェ湖は、死海に次いで世界で2番目に大きい塩湖であった。かつては渡り鳥が数多く飛来し、人々の暮らしを支えた豊かな湖は、いまや消滅の危機に直面している。
イラン Iran / 2015 / プロデューサー・監督 : Mohammad EHSANI / 製作・配給 : Ehsanipictures / 46min / ペルシャ語(日本語・英語字幕)

18 : 15 井戸をめぐる物語(仮題) Wishing Well
強い使命感を持ち開発援助団体スタッフとして、アフガニスタンの村へ井戸作りにやって来たカルラ。しかし井戸作りはたびたび謎の妨害を受ける。欧米の善意による援助が村の女性たちから奪ったものを描いた、ほろ苦い寓話。
ドイツ Germany / 2014 / プロデューサー : Grit BUMANN, Daniel KRUGER / 監督 : Julia FINKERNAGEL / 製作 : FREISTIL FILM KG / 配給 : aug&ohr medien / 16min / ドイツ語(日本語・英語字幕)

18 : 30 魚道—長良川河口堰運用から20年
長良川を「世界農業遺産」に登録申請し、国連視察も受けた岐阜県。その対象地域から下流域は外された。そこには川と共に生きた人々の生活を変えた河口堰がある。豊富な鮎の漁場だった下流域漁師は次々廃業。その中で漁を続ける唯一最後の兄弟漁師の「魚道」と言うべき人生。建設反対から賛成に転じた自治体の思惑。背景にあった公共事業の枠組み。その構造的問題を検証し、変貌した長良川下流で今を生きる人々の思いを描く。
日本 Japan / 2015 / プロデューサー : 濱崎 憲一 / 監督 : 吉田 修、鎌倉 英也 / 製作 : NHK / 43min / 日本語

【上映後トーク】吉田 修さん、鎌倉 英也さん『魚道—長良川河口堰運用から20年』監督

19 : 45 テラキスの帰郷 Millets Back Home
台湾山岳地域の原住民族の村。伝統的な文化と生活が失われていく中、村に生きる3家族が織り成す物語。かつて主食だった雑穀を育て、料理して食卓を囲むことを通して、再生する繋がりが映し出される。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波作品。
台湾 Taiwan / 2013 / プロデューサー・監督 : SAYUN Simug / 製作 : Sqoyaw Film Studio / 72min / タイヤル語、中国語(日本語・英語字幕)

【上映後トーク】SAYUN Simugさん『テラキスの帰郷』監督

21 : 30 終了予定


3月 25日(金)【開場 11 : 00 Open】 11 : 15 - 19 : 00

11 : 15 100万回のステップ(仮題) One Million Steps
イスタンブールの街に飛び込んだタップダンサーは踊り、目撃する。生きる場所と自由を求める大規模デモと警察の催涙ガスに逃げ惑う大勢の人々。踊りはやがて人々への連帯の表明へと変わっていく。
ドイツ・トルコ Germany, Turkey / 2015 / プロデューサー・監督 : Eva STOTZ / 共同プロデューサー : Marije NIE / 製作 : ronjafilm / 配給 : aug&ohr medien / 22min / 英語(日本語字幕)

11 : 40 スティックス & ストーンズ(仮題) Sticks and Stones
技術とソーシャルメディアを手に世界へ踏み出していく少年のアニメーション。人は自然の一部それとも外部?人は生来残酷なもの?共感を通じて私たちはすべてが繋がっていることを知る。
カナダ Canada / 2014 / プロデューサー・監督 : Isaac KING / 製作 : Head Gear Animation / 4min / 言語なし

11 : 45 縄文号とパクール号の航海 Passage of Jomon and Pakur
『グレートジャーニー』の探検家、関野吉晴の企画した途方もない旅、自然から素材を集め鉄器を作り、その鉄器で舟を作り、エンジンを使わず島影と星を頼りにインドネシアから日本へ。圧倒的な自然の力に翻弄されながら進む10人のクルーと旅を見つめる。
日本 Japan / 2014 / プロデューサー : 関野 吉晴 / 監督 : 水本 博之 / 製作・配給 : 『縄文号とパクール号の航海』製作委員会・クリエイト21 / 122min / 日本語、インドネシア語

【上映後トーク】水本 博之さん『縄文号とパクール号の航海』監督 ×関野 吉晴さん『縄文号とパクール号の航海』プロデューサー×竹山 史朗さん(モンベル広報部本部長)

15 : 15 特別上映「映像で伝える森を活かす古くて新しい技術・馬搬」(仮題)
かつて日本各地の農山村では、馬を使い木材・荷物などを運搬し田畑を耕した。しかしいま馬と暮らし、日々作業する光景はほとんど見ることはできない。馬搬は「馬方」と呼ばれる専門職が馬を使って山から木を搬出する作業。今では岩手県遠野を中心に数名の技術保持者が残るのみである。グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会は、昨年度より馬搬の調査・映像制作プロジェクトを実施しており、今回の映像祭にて完成映像を上映する。
日本 Japan / 2016 / 製作 : くりこま高原・地球の暮らしと自然教育研究所・グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会 助成:三井物産環境基金  / 60min / 日本語

16 : 15 シンポジウム「馬と暮らす里山」(仮題)
【パネリスト】
岩間 敬さん(遠野馬搬振興会・馬力舎)
加藤 大吾さん(NPO法人都留環境フォーラム理事長・はたらく馬協会代表)
中川 剛さん(木曽馬保存会事務局)
尾立 愛子(グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会事務局長)

18 : 00 表彰式 Award Ceremony
【審査委員】
佐藤 忠男さん(審査委員長 / 映画評論家)
鵜飼 哲さん(一橋大学大学院 言語社会研究科教授)
田中 加奈子さん(科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター主任研究員)
千田 良仁さん(一般社団法人村楽 代表理事)

19 : 00 終了予定

(矢澤利弘)